札幌で“紅麹を摂取後に死亡” 疑い 70代女性、80代女性と判明… ほかの1人は「因果関係なし」と医療機関から回答 残る調査は1人に
小林製薬の紅麹をめぐる問題で8月22日、札幌市の70代と80代の女性が紅麹を含んだサプリメントを摂取後に死亡した疑いがあることが分かりました。
札幌市保健所はこれまで小林製薬の本社がある大阪市からの情報をもとに、札幌市の2人が摂取後に死亡した疑いがあるとして摂取状況などを調査してきましたが、22日に結果が公表されました。
札幌市保健所によりますと、2人は70代と80代の女性です。
70代の女性は、「紅麹コレステヘルプ」を2021年ごろから2022年4月まで摂取し、同時期の4月に入院。その後、2023年3月に死亡しました。腎機能に関連する症状があり、複数の医療機関を受診していました。
80代の女性は「ナットウキナーゼさらさら粒GOLD」を摂取し入院後に死亡しましたが、症状や摂取期間、死亡時期などは遺族や医療機関から聞き取りができなかったということです。
札幌市保健所は結果を大阪市に伝えています。
2人の死亡と紅麹との因果関係は大阪市などが調べています。
また、北海道も道内の2人を調査していましたが、1人について「死亡と紅麹との因果関係はない」と入院していた医療機関から回答があったと発表しました。
これで北海道内で調査が続いているのは1人となりました。