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“ローカルから世界へ挑戦”ゼロから始めたカーリングで地域づくり
「ロコ・ソラーレ」本橋麻里さん #BOSSTALK

道内経済 コラム・特集 友だち追加

「メンバーの4人に託そう」 控えで出た平昌五輪で大きな心境の変化

2018年 平昌五輪で銅メダル獲得

2018年 平昌五輪で銅メダル獲得

――平昌五輪ではメダルを獲得しました。今振り返ると、どうでしたか?
完全にみんなに連れて行ってもらうオリンピックになっちゃいました。私は子育てをしながら本当にできる範囲の活動をさせてもらい、出場したオリンピックでした。カーリングは5人登録のうち4人がベストメンバー。私は控えでした。ゼロスタートで作ったチームの勝つことの意味だけを考えました。悔しさ半分、うれしさ半分でした。悔しさ100(%)がアスリートだと思い、これで良いのかという気持ちもありました。でも、本当に良いプレーを目の前で見て、他の4人に託せる大きな心境の変化が五輪期間中にあり、それも、これまでのオリンピックとは違う成果でした。

活動は世界一を目指す選手育成と、地域づくりの2本立て

2018年 一般社団法人ロコ・ソラーレ設立

2018年 一般社団法人ロコ・ソラーレ設立

――ロコ・ソラーレが一般社団法人として力を入れる取り組みは?
世界一を目指しています。その下に控える若い子の育成をメーンにしており、応援してくださるみなさんと、いかに楽しく一緒に時間を過ごせるかも大事にしています。人材育成と地域づくりが2本立てになっていますね。
――地域づくりは常呂に戻って来られたから、ずっと言われてきたことです。
ヨーロッパではサッカーチームの地元のまちにチームの旗が並んだり、レストランの席に地元のサッカークラブの旗が飾られたりしており、「スポーツってこうあるべきだな」って思います。非日常と日常を使い分けしなくても良いぐらい、生活に溶け込むのが私が本来、やりたいスポーツだと、遠征して勉強できました。(カーリングの)理想はスウェーデンのチームで、地元との関わり合い(の理想)はヨーロッパのサッカーチームだと思っています。

泣きながら、笑いながら、はい上がって挑戦する姿が理想

常に挑戦するチームでありたい

常に挑戦するチームでありたい

――ご自身とロコ・ソラーレの未来をお聞かせください。
本当に大きなイメージでは、ロコがいなくなるとさびしく、ロコがいると楽しいねって思ってもらえるチームを目指します。私達から発信するのは暗いニュースではなくて、常に挑戦をしていて、壁にぶつかって砕けることも多々ありますが、泣きながら、笑いながら、はいい上がって挑戦する姿は、スポーツでもまちづくりでも同じなので、それを象徴的に表せる団体でもありたいと思い、頑張っていきます。



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