"どうしても助けたい" 橋から転落しそうな女性を目撃…「お姉さん」何度も声かけ救助した男性に警察が感謝状 緊迫の様子語る 北海道室蘭市
勇気ある行動に感謝状が手渡されました。
6月、通りかかった橋で転落しそうになる女性を救助した男性が当時の状況を語りました。
7月11日、北海道警室蘭署から感謝状を受け取った同市内の会社に勤務する高橋知己さん(69)。
6月下旬午前5時ごろ、車を運転中に登別市内の橋で転落しそうになっている30代の女性を発見しました。
高橋さんは橋を渡った後引き返し、車を止めて110番通報。車を降りて女性の体を後ろから抑え、「お姉さん」などと何度も声をかけたと言います。
女性はフェンスの外側にいたため高橋さんが必死に支え、持ち上げて救助。自分の車に乗せたところパトカーが到着したということです。
高橋さんは、「やりとりは10分ぐらいあったと思う。女性が応じてくれなかったら自分の腕の力も限界だったが、どうしても助けたいと思った」と振り返りました。
感謝状を受け取った高橋さんは緊迫した様子を語る一方で、安堵の表情を見せていました。
女性は家族のもとへ引き渡されたということです。