時代によって変わる「母の日」 新型コロナ5類移行後初のプレゼントの傾向は…1位はカーネーション 2位に入ったのは? 予算もUP
日ごろの家事で疲れた体をいたわる、リラックスグッズも注目されています。
こちらは、中に手を入れると猫の手が優しくマッサージしてくれるんです。
「中で指先を徐々に締め付け、手のひら全体もマッサージしてくれる」(遠藤まさし リポーター)
デパ地下の食品売り場では「母の日」限定のグルメがめじろ押し。
いなり寿司専門店「豆狸」の、母の日限定「鯛いなり」です。
酒粕焼きの鯛に赤砂糖を加え、赤味のある油揚げと海老のすり身などを使い「母の日」らしい色みを演出しました。
ジャムやドレッシングなどの専門店「セゾンファクトリー」では、この季節限定の飲む酢「ライチ」が人気。
ヨーグルトにかけたり、炭酸割りなどで楽しめます。
老舗洋菓子店「モロゾフ」の母の日限定ケーキは「マザーズデー グルノーブル」。
カーネーションカラーに散りばめられたチョコレートが特徴です。
時代とともに変わっていく「母の日」のプレゼント。
1975年には街中に設置した電話から無料で母親にかけられるというイベントが人気で、大勢の人が行列を作りました。
1984年には母親に手紙を贈るイベントが開催。
SNSではなく直筆で書くメッセージは、現在では珍しくなりつつあります。
そして、消費税が導入された1989年。デパートではプレゼントの売れ行きに影響が出ました。
「懸念した通り、客の予算が当初の計画より1000円くらい違うと考えている」(デパートの店員)
深刻な不況が続いた2002年には、プレゼント購入にかける金額もダウンしました。
「お金がない」(北海道民)
「1000~2000円くらい」(北海道民)
「昔は4000~5000円だったけれど、3000~4000円くらいに」(生花店の店員)
毎年、「母の日」のプレゼントについて調査している「ニッセイ基礎研究所」の久我尚子さんに2024年の傾向を聞きました。
「例年と同じように、カーネーションが圧倒的に1位ではある。2023年5月に新型コロナ感染症が5類に引き下げられて、2024年は外食が2位になったのが特徴。少し意外だったのが、物価高で実質賃金が低迷している中で、母の日にかける予算の金額が上がっていたこと」(ニッセイ基礎研究所 久我 尚子さん)
「母の日」、みなさんはどうしますか?