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消防隊員 心肺停止の80代男性に"未就学児用"パッドでAED作動―2度の電気ショックで心拍再開「誤った使用方法 消防長が謝罪」救急車の掃除で発覚…北海道北見市

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資料:AEDのパッド

資料:AEDのパッド

 北海道北見市で4月3日、消防隊員が心肺停止の80代男性を電気ショックを与える医療器「AED」で蘇生する際、誤って未就学児用のパッドを使っていたことが分かりました。

 北見地区消防組合消防本部によりますと、北見市の介護施設関係者からの通報を受け、消防隊と救急隊が出動。先についた消防隊が心肺停止の80代の男性に「未就学児用」のAEDパッドを装着し、1度作動させました。

 約1分遅れて到着した救急隊が、さらに高性能のAEDをパットに付け替え処置しました。

 その電気ショックで、男性の心拍が再開。病院へ運ばれました。

 大人用のパッドを使っていないことに気づいたのは搬送後の救急車の清掃。前回の補充の際に、間違えて未就学児用のパッドを補充していました。

 未就学児用のパッドは、大人用よりエネルギー量が低く、今回の事案は本来の想定ではない処置だったということです。

 山田敏文消防長は「この度の事案を重く受け止め、今後このようなのことが二度と起きないよう、再発防止の徹底を図ってまいります」とコメントしています。