「うれしいような、ちょっと寂しいような」円山公園 ジンギスカンNGに札幌市民は… アンケートでは火気の使用禁止に賛同の声も
札幌市の花見に異変です。
4月27日から始まる札幌の円山公園の花見期間中、ジンギスカンなど火の使用が禁止されることになりました。
北海道の花見といえばジンギスカン。
しかし、この春の風物詩が円山公園から消えることになります。
札幌市は4月27日から5月6日までの花見期間中、円山公園での火気の使用を禁止すると発表しました。
火気の禁止は、コロナ前の2020年から5年連続となります。
円山公園を管理する緑の管理課は火気使用の禁止の理由としてマナーの低下をあげます。
「公園内や周辺のごみの不法投棄や、違法駐車があった。バーベキューやジンギスカンのにおいや煙の苦情があり、そこが課題」(札幌市みどりの管理課 山口恭章さん)
札幌市は、2023年、円山公園でアンケート調査を行いました。
その結果、「火気禁止に満足」という答えが49%に達しました。
一方、不満は30%に留まりました。
花見でジンギスカンができなくなったことで札幌市民は。
「寂しい。北海道の風物詩だったから」(札幌市民)
「うれしいような、ちょっと寂しいような。いろんなものが落ちていることがあるので怖かった」(札幌市民)
「いまのところ来年以降も今年と同じ形でやりたい」(札幌市みどりの管理課 山口恭章さん)
札幌市では、花見期間中、仮設トイレを増設したり、ゴミ収集を行うとしていますが、サクラの下でジンギスカンを楽しむ北海道ならではの光景は見られなくなります。