北海道の大雪山系十勝岳で、火山性微動が観測しました。火山活動に特段の高まりは認められていませんが、札幌管区気象台は注意するよう呼びかけています。
札幌管区気象台によりますと、十勝岳で3月30日午後1時頃から約23分間、振幅の小さな火山性微動が発生しました。
火山活動に特段の高まりは認められていませんが62-2火口周辺の傾斜計でわずかな傾斜変動を観測しました。
十勝岳での火山性微動は2023年7月4日以来です。
十勝岳では、2021年頃から火口の熱活動が活発な状態が続いていて、今後の火山活動の推移に注意が必要です。