北海道で“雪崩”相次ぐ―羊蹄山でバックカントリー中の3人巻き込まれ2人死亡…ニセコ連峰イワオヌプリでも男性がケガ 道警山岳遭難救助隊が出動
北海道内では3月11日、相次いで雪崩が発生し後志地方の羊蹄山とイワオヌプリでバックカントリーで山に入った外国人、計3人が死傷しました。
雪に覆われた急斜面を懸命に駆け上る北海道警の山岳遭難救助隊。
北海道内で3月11日、相次いだ雪崩。
11日午前11時ごろ、羊蹄山の倶知安町側で「雪崩に巻き込まれた」とバックカントリー中の男性から消防に通報がありました。
警察によりますと当時、外国人計6人のパーティーがバックカントリーでスキーをしていて、このうち3人が雪崩に巻き込まれました。
消防によりますと30代の男性と20代の女性が救助されましたが、意識不明の重体で搬送され、その後、2人の死亡が確認されました。もう1人の男性は自力で脱出し無事でした。
現場は標高約750メートル付近で、下山途中に雪崩に巻き込まれたとみられています。
一方、午後0時45分ごろ、倶知安町と蘭越町にまたがるイワオヌプリでも雪崩に巻き込まれたと、消防に通報がありました。
警察や消防によりますと、バックカントリーで山に入った外国人の30代の男性が足をケガして、病院に搬送されましたが命に別条はないということです。
北海道後志地方では「なだれ注意報」が11日午前4時50分に解除されていました。