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「苦肉の策で…大変浅はかだった」入所者の同意なしにシーツで縛る&柵でベッド囲う"身体拘束" 2年以上前から 立ち入り検査も検討へ 北海道函館市

事件・事故 社会 友だち追加

 北海道函館市の特別養護老人ホームで、職員が入所者の家族の同意を得ずに身体を拘束していたことがわかり、施設側が陳謝しました。

 入所者への身体拘束があったのは、函館市柏野町の特別養護老人ホーム「恵楽園」です。

 運営する「恵山恵愛会」によりますと、職員が2年以上前から入所者8人に対して本人や家族の同意を得ず、シーツで体を縛ったり柵でベッドを囲ったりしていたということです。

同意を得ずに体を拘束(画像は施設側による再現様子)

同意を得ずに体を拘束(画像は施設側による再現様子)

 2023年10月、函館市に「職員が入所者に対して不適切なケアをしている」と匿名の電話通報があり、運営法人が行った内部調査で発覚しました。

 「(職員不足で)転落防止の短時間の対応を苦肉の策でやらざるをえなかった。大変浅はかだった」(恵山恵愛会 菅 龍彦 理事長)

 市は運営法人から提出される内部調査の報告書を踏まえ、立ち入り検査を検討しています。