「違和感 サーチ発動！」国際テロ防止へ―専門学校生がポスターデザイン 北海道警とコラボ

最優秀賞の笠井さんの作品

　北海道警は国際テロを防止するため、札幌市北区の北海道芸術デザイン専門学校と連携してポスターのデザインを募集し、41作品の中から選ばれた3人の学生に2月19日、道警本部で感謝状が贈られました。

　3人はいずれも産業デザイン学科グラフィックデザイン専攻1年生で、笠井清香さん、中辻千雪さん、竹内奨真さん。笠井さんが最優秀賞で、中辻さんと竹内さんが優秀賞でした。

感謝状が贈られた3人（前列左から中辻さん、笠井さん、竹内さん）と道警の野手敏光警備部長（後列左）

　笠井さんの作品では、北海道民になじみのあるヒグマ、キタキツネ、エゾリスがサーチライトを出している様子が描かれています。

　笠井さんは「とても栄誉なことなので嬉しいです。違和感や危険に気づくサーチライトをみなさんに持ってもらいたいと思って作りました」と受賞を喜びました。

　中辻さんは「小さい子どもがみてもわかりやすいようなデザインになるように工夫しました」とコメント。竹内さんは「お祭りなど楽しい場所でもテロは近くにあるかもしれないとの考えを持って欲しい」と話していました。

　作品は駅構内でポスターとして掲示されるほか、札幌駅前通地下歩行空間のデジタルサイネージなどでも使用されます。