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函館名物「スルメイカ」が大ピンチ!取扱量が統計開始以降”過去最低”の見通し 8924トン→わずか316トンに…漁師も高齢化で減少

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函館市のご当地キャラクターは「イカール星人」だが…(資料)

函館市のご当地キャラクターは「イカール星人」だが…(資料)

北海道屈指の観光地、函館市の名物「スルメイカ」の今期の(2023年6月~2024年1月末)取扱量が統計を取り始めた2005年以降で過去最低になる見通しであることが分かりました。

函館市によりますと、これまで過去最低だった2020年の436トンを大きく下回り、今期は12月末時点で316トンにとどまっています。

1月期の漁はほぼ終了していて、スルメイカの取扱量(函館市水産物地方卸売市場)は2005年の統計開始以来、過去最低になる見通しだということです。

ピークは2008年の8924トンで大幅に減少しています。

函館名物のスルメイカ  ”活イカ刺し”は絶品

函館名物のスルメイカ ”活イカ刺し”は絶品

また、函館市によりますと、イカ釣り漁師の数は2021年度は104人、22年度は101人、23年度は94人と、年々減少。

高齢化に伴う引退や昆布養殖などへの魚種転換をする人もいるということです。

スルメイカの減少について、函館市の担当者は「詳しい原因は不明だが、海水温の上昇や回遊経路の変化など様々な要因があると思う」と話します。

函館の味覚を代表する「スルメイカ」。名物が再び復活するときがくるのでしょうか。