米どころ北海道蘭越町"水蒸気噴出"米が売れない…農業被害の受付始まる 風評被害による営業損失など補償

　北海道の米どころ蘭越町で約2か月にわたり水蒸気が噴出した問題で、農業への補償の受付が11月14日から始まりました。

　蘭越町では6月末、地熱発電の掘削中に水蒸気が噴き出し、周辺の水や大気中から硫化水素やヒ素が検出されました。

地熱発電の掘削中に水蒸気が…

　8月末に噴出は止まりましたが19人が体調不良を訴えたほか、木々の変色や米が売れないなどの風評被害が訴えられていました。

　掘削した三井石油開発はこれまで健康や観光への被害を補償するための受付を始めていますが、11月14日から農業について電話受けつけを開始しました。

農業の風評被害による営業損失などを補償

　風評被害による営業損失などについて補償するということです。