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【ノルディックスキー】W杯壮行飛行でジャンプ台記録の二階堂蓮「陵侑さんに食らいついていく」…大倉山ラージヒルジャンプ2連戦

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 スキーのワールドカップ(W杯)開幕前に国内トップ選手が集結したラージヒルジャンプ2連戦が10月28日と29日に札幌大倉山ジャンプ競技場で行われました。

 この2連戦で会場を大いに沸かせたのがご存知レジェンド、51歳の葛西紀明選手(土屋ホーム)です。

 葛西選手はUHB杯(28日)の1回目に144.5メートルの大飛行。ジャンプ台記録にあと1メートルと迫ります。

 葛西選手はー

 「(条件が良かったので)140メートル超えは狙っていた。でもここ数年、飛距離を出していなくて着地に不安があったので最後テレマーク姿勢は決められなかった。本当はガッツポーズは我慢しようと思ったが、もうこらえきれなくて出てしまった」。

 この日、葛西選手は表彰台にわずか0.1点差の4位。翌日も4位と存在感を示しました。

 葛西選手ー

 「悔しさと嬉しさと半々。全日本のトップレベルで戦えたので自信につながる。(このあとも)国内大会で結果を出して(今季中に)W杯メンバーに選ばれるように頑張っていきたい」。

 UHB杯で優勝した小林陵侑選手(TEAM ROY)も葛西選手の大ジャンプにー

 「丁度、真横で見ていたが、すごくスムーズな飛び出しをしていて(見ていて)気持ち良かった」。

 レジェンド、そして“師匠”の元を巣立ちプロ初シーズンの小林選手自身もこの日、見る者を魅了するジャンプを連発しました。19歳でラージヒル初優勝をつかんだUHB杯で最多の5勝目に笑顔を見せました。

 Q.UHB杯最多の5勝目ー

 「うれしい。数えていなかったがいつの間にか5勝、“いつも応援ありがとございます”(きょうは)ビッグジャンプを見せられて良かった」。

 UHB杯の女子は伊藤有希選手(土屋ホーム)が優勝。こちらも130メートル超えを2本そろえて山田いずみさんに並ぶ女子最多タイの4度目の制覇です。

 UHB杯で2位だった高梨沙羅選手(クラレ)はNHK杯を兼ねた全日本選手権(29日)で前日のジャンプを修正。スーパージャンプをそろえ27歳になって最初の優勝。W杯開幕前の国内大会を弾みにいよいよW杯に向かいます。

 高梨選手はー

 「皆さんの声援で飛ばさせてもらったと思っている。自分のジャンプはそこまで至らなかったが良いモチベーションになって次に進めると思う」。

 そして圧巻は22歳の二階堂蓮選手。1回目に147.5メートルを飛びジャンプ台新記録をマークしました。大記録にも世界との戦いを視野に浮かれることはありません。

 「陵侑さん(欠場した小林選手)が圧倒的にレベルが高い。(W杯へのチャレンジでは)食らいついて超えるように頑張りたい」。

 【UHB杯・28日】
 <男子>
 1)小林陵侑(TEAM ROY) 284.0点(136.5m/135.5m)
 2)二階堂蓮(日本ビール) 249.0点(128.0m/130.5m)
 3)中村直幹(Flying LaboratorySC) 239.9点(127.0m/133.0m)
 4)葛西紀明(土屋ホーム) 239.8点(144.5m/132.0m)
 <女子>
 1)伊藤有希(土屋ホーム) 251.4点(130.5m/133.5m)
 2)高梨沙羅(クラレ) 234.7点(124.0m/135.0m)
 3)一戸くる実(CHINTAIスキークラブ) 226.3点(121.5m/130.0m)

 【全日本LH兼NHK杯・29日】
 <男子>
 1)二階堂蓮(日本ビール) 282.3点(147.5m/140.5m)
 ※NHK杯は2連覇 全日本LHは初優勝
 2)中村直幹(Flying LaboratorySC) 263.9点(136.5m/134.5m)
 3)内藤智文(山形県スキー協会) 247.1点(127.0m/135.5m)
 4)葛西紀明(土屋ホーム) 243.2点(126.0m/136.5m)
 <女子>
 1)高梨沙羅(クラレ) 248.7点(133.0m/139.5m)
 2)伊藤有希(土屋ホーム) 241.1点(130.0m/132.5m)
 3)丸山希(北野建設SC) 208.2点(128.0m/126.0m)


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