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「札幌の街中 生乾きのような臭い」原因 雪虫の大量発生と関係が―― 白い綿のない“ケヤキフシアブラムシ” カメムシの仲間だった! 11月上旬まで続く?

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 最近、札幌市内で不快な臭いがしませんか?

 生乾きの洗濯物のような臭いですよね。

 原因を探ると大量発生しているアレが関係していました。

 冬の訪れが近づく札幌の街ですが、最近何か嫌な臭いしませんか?

 道行く人も同じことを感じているようです。

札幌市内で不快な臭い

札幌市内で不快な臭い

 「(臭いが)めっちゃする」(札幌市民)

 「(Q どんな匂い?)雑巾みたいな。滑り台のところで(匂いが)した。酸っぱいような」(札幌市民)

 「(臭いの元が)イチョウかと思ったが違う」(札幌を訪れた人)

 街を漂う不快な臭いの正体を探ります。

 みなさんいつから感じていますか?

 「(Q いつから臭いを感じた?)きのう、おとといくらいから」

住宅街でも大量発生。まるで吹雪のよう

住宅街でも大量発生。まるで吹雪のよう

 何が起きていたかというと…。雪虫の大量発生です。

 臭いとの関係があるのか専門家に聞くと。

 「雪虫の中のケヤキフシアブラムシが大発生して、これの臭い」(北海道大学 秋元 信一名誉教授)

 臭いの原因となっているのは白い綿がない「ケヤキフシアブラムシ」でした。

原因は「ケヤキフシアブラムシ」

原因は「ケヤキフシアブラムシ」

 「アブラムシは広い分類だとカメムシの仲間に入る。このグループ全体として大なり小なり臭いはある。今回のような大発生になると匂いを感じる」(秋元名誉教授)

 ケヤキの木に卵を産むため、公園など近くにケヤキがある場所で特に大量発生しています。

 発生は11月上旬まで続くとみられています。


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