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北海道の夏はもはや涼しくない! 猛暑続きで道立学校 ついに“夏休み延長”検討へ 冬休み短縮案も…ほとんど冷房ない学校 熱中症疑いで8歳女児が校内で死亡

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 今年の夏の猛暑を受けて北海道教育委員会は、2024年度、高校などの道立学校の夏休みを延長する方向で検討を始めたことがわかりました。

 夏休み延長の検討を始めたのは、道が設置している道立高校と特別支援学校、中等教育学校で、授業中の熱中症の事故を防ぐことなどが目的です。

道立学校の“夏休み延長”検討

道立学校の“夏休み延長”検討

 今年8月、北海道内では真夏日や猛暑日が続き、伊達市の小学校では8歳の女子児童が熱中症の疑いで体育の授業後に倒れ死亡する事故がありました。

 その後、暑さ対策のため臨時休校や短縮授業の対策をとる学校が相次ぎました。

総休業日数を増やすことも視野に

総休業日数を増やすことも視野に

 「学童行っていない子は、親に負担がかかる。学校自体暑いから。水筒にスポーツドリンクを入れて、常に持たせていた」(母親)

 「(夏休みは)長くしなくていい。今のままでいいと思う。北海道だから、冬の寒さの方が長いから」(祖母)

 道教委によりますと、現在定めている夏休みと冬休み合わせて「50日以内」という総休業日数を増やすことなども視野に入れているということです。

 今後、小中学校の校長会など関係団体の意見も踏まえながら方針を決めたいとしています。

札幌市の最高気温 平年と2023年の比較

【札幌市の最高気温】

【札幌市の最高気温】

 生死に関わる異常な暑さが続いた今年の北海道。

 札幌市の最高気温、真夏日と猛暑日をそれぞれ平年と比べてみると…

 【札幌市の最高気温】

 30℃以上の真夏日は、平年が8.6日に対し、今年は平年の3倍以上となる30日も真夏日が続きました。1876年以降、最多記録となります。

 35℃以上の猛暑日は、平年が0.1日に対し、今年は3日も猛暑日がありました。

 
 

夏休みを延長する場合…

夏休みを延長する場合…

 夏休みを増やす場合、以下の2案などが検討されています。

 ・総休業日数を増やす
 ・総休業日数を変えず、冬休みを短縮

 年間の授業日数も関係してくるため今後、関係団体と協議を重ねていき方針を固めるとしています。