ラピダス工場建設で"半導体”の人材育成が進む 「生徒に半導体の基礎知識を」苫小牧高専で基礎授業始まる
将来の就職先として期待を寄せています。
ラピダスの工場建設が千歳市で進む中、苫小牧市の工業高等専門学校では半導体の基礎授業が始まりました。
10月7日、千歳市で行われた企業説明会。
半導体工場の建設を進めているラピダスが行ったもので、地元の学生や保護者、学校関係者など約60人が参加しました。
「(説明聞いて)難しかったけど、考えてみるいいきっかけになった」(参加した学生)
「製造に一から関われるのはおもしろいと思います」(参加した学生)
スマートフォンやAI、車の自動運転に不可欠な半導体の製造を目指すラピダスの工場は、政府が「次世代半導体量産の重要拠点」と位置づけていて、北海道内では過去最大の企業進出と言われています。
苫小牧工業高等専門学校では、10月から1年生を対象に半導体の基礎を教える授業を始めました。
「普通の金属より電気を通しづらいのは分かる」(学生)
半導体とは何か、まずは理解を深め、今後、学年に応じた半導体人材を育成できる授業を行っていく予定です。
「ラピダス社1社ではなく周辺も含めたら相当の求人数になると期待している。卒業生がが北海道内の企業にも目を向けてくれる」(苫小牧工業高等専門学校 小林 幸徳 校長)
ラピダスの千歳市進出を受け、道内では半導体の人材育成の体制が整い始めています。