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北海道新幹線 沿線の町「残念だ…計画やり直す」"札幌延伸" も延期か? 冬季五輪2030年大会"招致断念"で避けられない情勢

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 冬季オリンピック・パラリンピックの2030年大会の招致を札幌市が断念したことなどで、北海道新幹線の札幌延伸も延期が避けられない情勢になってきています。

 沿線の自治体には衝撃が走っています。

 JR北海道の10月12日の会見。

 新幹線札幌延伸の延期について問われると…。

JR北海道社長

JR北海道社長

 「仮定の話には答えられないが、残念ながら函館開業だけでは赤字なので、延期になれば赤字が続くという影響があると思う」(JR北海道 綿貫 泰之 社長)

 2030年の冬季オリパラ招致を札幌市が断念したことなどで、北海道新幹線も目指していた2030年度の札幌延伸が延期される公算が高まっています。

 新幹線の駅が作られる町では…。

 「北海道南部の八雲町です。看板には2030年度末、新八雲駅開業予定と書いてあります。まさにこの辺りに新幹線の駅が建設される予定となっています」(斉藤 健太 記者)

 八雲町では、新函館北斗駅の次の停車駅として「新八雲駅」(仮称)が開業する予定です。

2018年度に作成した予想図

2018年度に作成した予想図

 町が2018年度に作成した予想図では、新駅の周りにワイン工場や農場レストラン、それに牛乳工場などが描かれていました。

 「新八雲駅」は町の中心部のJR八雲駅から約3キロ。

 車で10分とアクセスが良く、企業の誘致や観光客の増加につながると期待されています。

 北海道新幹線・札幌延伸の延期が取り沙汰される中、町民は…。

 「何にもないところに何かできるというのは楽しみだった」(八雲町民)

 「34年くらいにずれるんじゃないの?」(八雲町民)

「はっきりしてほしい」とのこと

「はっきりしてほしい」とのこと

 「残念だ。元々(札幌延伸)は2035年だった。確実に開業する年を決めて、スケジュールも入れ直して、またやり直す。はっきりしてほしいのが1番」(八雲町 岩村 克詔 町長)

 町は新八雲駅の周辺整備や工事の手順などの計画案を2024年度にも作成する予定ですが、開業が遅れれば計画が変わる可能性もあるといいます。

 「いろいろな部分で影響あると感じる。企業誘致しているところには説明しながらになると思う」(岩村 町長)

 新幹線・札幌延伸の開業は遅れるのか?駅ができる自治体はその行方に気をもんでいます。