沢登り中100メートル滑落…20代男性死亡 同行40代男性もケガで警察ヘリコプターが救助 北海道・カムイエクウチカウシ山
北海道中札内村の日高山脈カムイエクウチカウシ山で2023年9月20日、沢登りをしていた20代の男性が、滑落しました。
男性は100メートルほど下で発見され、救助されましたが、死亡が確認されました。
警察によりますと、男性は9月20日、クライミング仲間の40代の男性と2人でカムイエクウチカウシ山に入り、クライミング中に滑落しました。
午後2時20分ごろ、仲間の男性が救助を要請し、警察のヘリコプターが滑落した男性と同行の男性を発見しましたが、現場は断崖絶壁で日没などのため救助できませんでした。
警察は21日午前6時から捜索を再開し、午前6時30分ごろに同行の男性を、午前7時45分ごろに、滑落した男性を救助しました。
滑落した男性は意識不明の状態で搬送され、病院で死亡が確認されました。同行の男性は軽いケガをしていましたが、命に別条はないということです。
カムイエクウチカウシ山は標高1979メートルで、2人は「七の沢」から沢登りをしていたということで、警察が事故の状況を詳しく調べています。