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【アルテミス北海道】小山綾菜が現役復帰「北海道には頑張れる場所がある」

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アルテミス北海道 小山綾菜選手

 バレーボール女子のアルテミス北海道は9月14日、札幌市内で会見を開き小山綾菜(おやま・あやな)選手(29)の現役復帰と入団を発表しました。

 小山選手は札幌市出身、札幌山の手高校で“春高バレー”などで活躍後、2013年にNECレッドロケッツに進み、トップリーグでプレーを続け優勝も経験しました。

 選手としては2018年に現役を引退し、その後、2022年にアルテミス北海道のチームディレクターに就任、2023年からはシニアマネージャーとなり、裏方として北海道に誕生した女子バレーボールチームを支えていました。

 5年ぶりの現役復帰について小山選手は「20代最後、29歳になり何かやり残したことはないかなと考えたときに“地元の北海道でプレーをしてみたい”という思いが強くなった」と話し、成田郁久美監督も一度引退後に復帰した経歴を持っている点も「もう一度頑張ってみようと思えた」きっかけになりました。

 NECに所属していたときにはリーグ制覇も経験しトップレベルを知る小山選手。リーグを代表するチームとの環境の違いを認めながらも「アルテミス北海道は仕事をしつつバレーボールを行っている。(プレーヤー自身の)意識がすごく問われるチームだと思う。時間を見つけて各自でトレーニングするなど、そういう部分で差を埋めていかなくてはいけない。意識をドンドン高めていかないといけない」と元Vリーガーとして“勝者のメンタリティ”注入、精神的支柱としても期待がかかります。

 アルテミス北海道のシニアマネージャーとして大会の申し込みなどのチームの裏方業務をこなしながら、週4回の練習と空いている時間にトレーニングを行っているという小山選手。フィジカルの状態は現役時代と比べると「半分くらい。まだまだこれから」とのことで、成田監督からも“しっかり体を作りなさい”と伝えられ頑張っているところです。

 プレーヤーとしては、先日行われた全日本バレーボール選手権北海道ブロックラウンドでリリーフサーバーとして再デビュー。コートに立った感想は「バレーボールはやっぱり楽しい。見るのももちろん好きだけれど、プレーしたら格別」と笑顔を見せました。

 アルテミス北海道は今シーズンからVリーグ(V3)に初参戦します。その中での現役復帰、「地元札幌の人に見てもらえる機会がなく(一度)現役が終わってしまったので(アルテミス北海道という新しいチームが)札幌にできて地元でプレーできることはすごく魅力的に感じている。ジュニア世代にも目標になると思う。頑張れる場所があるのはすごくいいこと。(バレーボールに)触れ合う機会もすごく増えたと思うので、競技人口・競技力向上に貢献したい」と意気込みます。

 新シーズンにV3優勝を目指すアルテミス北海道に期待のピースが加わりました。

 ■小山綾菜(おやま・あやな)選手プロフィール
 1994年7月13日生まれ 身長/176cm ポジション/アウトサイドヒッター
 経歴/札幌JVC(アルテミス北海道ジュニア前身)~札幌山の手高校~NECレッドロケッツ(2013~2018)~アルテミス北海道チームディレクター(2022)~アルテミス北海道シニアマネージャー(2023)

〈アルテミス北海道 今後の日程〉
◎10月8日~ 国民体育大会(北海道選手団)@鹿児島・平和公園串良平和アリーナ
◎12月8日~ 全日本バレーボール選手権ファイナルラウンド @東京
◎11月25日~ 2023-24V.LEAGUE DIVISION3 WOMEN 開幕戦 vs倉敷アブレイズ@AGF鈴鹿体育館


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