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9月1日は「防災の日」必要なのは"女性・子ども目線"の防災対策…すごろく・アイブロウペンシル・黒いごみ袋

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 関東大震災の発生から100年。9月1日は防災の日です。

 釧路市では女性や子どもの視点を防災に取り入れようとする動きが始まっています。

 関東大震災から100年を迎えた9月1日。

 釧路市の幼稚園では園児36人が元気に体操をしていたところ…

 園児:「キャー」

 地震が起きたという想定で防災訓練が行われました。

 子どもたちは低い姿勢で、頭を手でおさえる「ダンゴムシのポーズ」を取って身を守ることを徹底していました。

幼稚園で防災訓練

幼稚園で防災訓練

 女の子:「こわかった」

 男の子:「頭をまもって、先生のところにあつまる」

 認定こども園 釧路ひばり幼稚園 小原 雅恵 園長:「職員が身をもって園児に教えながら、園児を守っていかないといけない」

 千島海溝沿いの地震で20メートルを超える津波が予想されている釧路市。

 心配なのが子どもを連れての避難です。

 市内の女性8人で活動する団体「チームくしろ防災女子」は、200人以上の女性へのアンケートをもとに日頃から持ち歩ける避難セットを考案しました。

日頃から持ち歩ける避難セットを考案

日頃から持ち歩ける避難セットを考案

 チームくしろ防災女子 金子 ゆかり 代表:「(黒いゴミ袋は)寒かったら着ることができるし、着替えたいときには目隠しになる」

 「(アイブロウペンシルは)『化粧していなくて自信がない』というのを防ぐためにも眉毛を描いて元気出そうと。筆記用具がないときに鉛筆代わりにも使えます」

 これは、すごろくがプリントされた紙。

 避難所で子どもが遊べるようにと作られました。

 折るとゴミ箱として、ビニール袋をかぶせるとコップとしても使えます。

女性・子ども目線の

女性・子ども目線の"アイデア"を取り入れている

 チームくしろ防災女子 金子 ゆかり 代表:「小さい子どもが避難所にいて何もすることがなくて不安なまま過ごすんだったら悲しいよねと」

 チームくしろ防災女子は2022年、避難経路を親子で歩こうというイベントを開催。

 子どもを抱えて避難する大変さを実際に経験することで、避難所に大量の水を備蓄することなどを釧路市に伝えました。


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