「捕獲するだけではクマに申し訳ない」忍者グマOSO18 釧路市の飲食店で"味噌煮込み"として提供 「柔らかくて美味しい」
標茶町や厚岸町で警戒が続く中、7月30日に釧路町で1頭のヒグマが捕獲されました。当初は普通のクマと思われていましたが、その後のDNA鑑定で「OSO18」だったことが明らかとなりました。
「OSO18」は白糠町の加工会社「馬木葉」で精肉加工され、8月24日夜、釧路市の飲食店で客に提供されました。
馬木葉の松野穣社長によりますと、クマは7月30日にハンターによって持ち込まれ、その時の第一印象は「少し大きめの普通のクマ」。比較的、高齢のクマとみられ、夏時期ということもあり、脂はのっておらず、痩せていたといいます。毛は全体的に短かめで、皮膚病などの形跡はありませんでした。
また、OSO18は臀部に傷があると言われていましたが、持ち込まれたクマの臀部にも薄い傷のようなものがあったということです。
松野社長は「牛を襲って食べていたので、脂がのっていて500キロくらいあるというイメージだったが、実際は痩せたクマで、最後はあっけないなと感じた。捕獲するだけではクマに申し訳ないので、有効利用するのが一番いいのではないかと思う」と話していました。