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「加害個体は3歳のオスグマ」北海道 調査結果を公表…"朱鞠内湖の釣り客 ヒグマに襲われ死亡"から3か月

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朱鞠内湖畔で男性を襲った3歳のオスグマ(提供:北海道上川総合振興局)

朱鞠内湖畔で男性を襲った3歳のオスグマ(提供:北海道上川総合振興局)

 5月、北海道北部・幌加内町の朱鞠内湖の湖畔で、釣り客の男性(54)がクマに襲われ死亡した事故で、北海道はクマが3歳のオスだったと公表しました。

 この事故は5月14日朝、朱鞠内湖で釣りをしていた興部町の男性がクマに襲われて全身多発外傷により死亡したものです。

 このクマは翌15日午後、ハンターに駆除され、クマの胃から男性のDNAが検出されていました。

 事故を受け、北海道立総合研究機構がクマの調査を進め、3歳のオスグマだったと公表しました。

 クマは男性を襲撃した後、翌15日に駆除されるまで現場周辺に留まっていたということです。

 道総研は「若い個体が何らかの原因により男性に近寄り襲撃した」としています。

 男性は爆竹を持っていましたが、使用した形跡はなく、道の担当者は「しっかりとした防御態勢がとれず、襲われた可能性が高い」と分析しています。

 キャンプ場での生ごみの管理の徹底、釣りをした際は魚を陸上に放置しない、積極的に人間に近寄る個体がいた場合は監視を強化し、場合によっては駆除を検討するなどの対策を呼びかけています。


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