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猛暑で酪農ピンチ…帯広市は10日連続で30℃超え…牛舎などに扇風機やミストファン設置するも体調崩す乳牛たち 繁殖遅れも

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 北海道は4日ぶりに35℃以上の猛暑日になるなど、各地で厳しい暑さになりました。

 この暑さに動物もグッタリです。

 8月2日の帯広市。強い日差しで朝から気温が上昇。最高気温は34.6℃と、10日連続で30℃以上になりました。

厳しい暑さ続く北海道

厳しい暑さ続く北海道

 帯広市民:「朝から暑くて水に入らないと遊べない。暑くて日に焼けそう」

 8月2日の北海道は、十勝の池田町や北見市などで35℃以上の猛暑日になったほか、札幌市も2023年2番目に高い34℃まで上がりました。

 厳しい暑さが続き、酪農にも影響が出ています。

 十勝の豊頃町で乳牛1600頭を飼育する牧場です。

暑さで牛の食欲激減…

暑さで牛の食欲激減…

 暑さで牛の食欲が落ち、乳量が落ちているといいます。

 Jリード 井下 英透代表:「乳量が15~20パーセント減り、体調を崩している牛も多いです」 

酪農にも影響

酪農にも影響

 急きょ牛舎に新たに扇風機を10台設置。さらに…

 田中 うた乃 記者:「搾乳場に新たに設置されたのはミストファンです。ファンからは風とミストが出ていて暑さから牛と従業員を守ります」

 今後も暑さが予想されていて、繁殖の遅れも心配です。

ミストファンや扇風機を牛舎に導入

ミストファンや扇風機を牛舎に導入

 Jリード 井下 英透代表:「繁殖のサイクルが2024年に向けて大きく狂ってしまうので、負のスパイラルに陥ってしまうのではないか思っています」

 影響が広がるこの暑さ。

 十勝では8月3日以降も30℃以上が続く予想です。