【ススキノ首切断】男性の腐敗した"頭部"のほか" 複数の所持品"も自宅から発見…殺人容疑視野に親子3人の役割分担解明へ
札幌ススキノのホテルで、62歳の男性が首を切断された状態で見つかった猟奇的な事件。29歳の女とその父親が死体遺棄などの疑いで逮捕されるという衝撃の展開から、7月31日で1週間が経ちました。親子が暮らしていた自宅からは、死亡した男性の頭部だけでなく、所持品の一部も見つかっていたことが新たにわかりました。
31日、逮捕された親子3人が暮らしていた住宅では、これまで玄関部分を大きく覆っていたブルーシートが外れていました。
逮捕送検された札幌市厚別区の田村瑠奈容疑者(29)、医師で父親の修容疑者(59)と母親の浩子容疑者(60)の3人は共謀のうえ、7月1日深夜から2日未明にかけて、ススキノのホテルで恵庭市の62歳の男性の首を刃物のようなもので切断し、頭部を持ち去った疑いがもたれています。
警察は24日から続けていた自宅の家宅捜索をほぼ終えましたが、捜査関係者によりますと、室内から男性の所持品が複数みつかっていたことが新たにわかりました。
男性の遺体が発見されたホテルでは、男性の衣服や携帯電話などの所持品が見つかっておらず、何者かが持ち去ったとみられていました。
現場から持ち去られた男性の頭部は、すでに自宅2階の浴室で見つかっていて、警察はほかにも事件と関係のあるものがないか捜査を続けています。
また、瑠奈容疑者と修容疑者は自宅近くの小売店で事前にノコギリやナイフなど複数の刃物のほか、スーツケースなどを1日未明までに買いそろえていました。
店の防犯カメラには2人の姿が写っていたほか、修容疑者のクレジットカードの決済記録も残っていたということです。
警察は殺人容疑も視野に親子3人の役割分担などを詳しく調べています。
<ススキノ"首切断"事件 まとめポイント>
田村瑠奈容疑者(29)と殺害された男性(62)の関係
■5月下旬、ススキノのクラブで知り合ったか
■複数回合うなかで、約一ヶ月ほどでトラブルか
逮捕された親子3人の役割分担
■瑠奈容疑者(29)…首の切断を実行か・殺害にも関与か
■修容疑者(59)…車でホテルに送迎・ノコギリ・ナイフを一緒に購入
■浩子容疑者(60)…どこまで計画を把握していたのか
■自宅から発見されたもの
・2階浴室から男性の頭部(3週間経ち腐敗進む)
・男性の所持品が複数(現場からなくなったのは衣服・携帯・車のカギ)