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「確認を怠った…」現職警察官 原発敷地内で警備中に拳銃を"1発誤射" 北海道警が戒告の懲戒処分

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誤射があった北電泊原発

誤射があった北電泊原発

 北海道警は7月19日付で、北海道電力泊発電所の敷地内で警備中、実弾1発を誤射した機動隊の20代男性巡査長を、戒告処分にしたと発表しました。

 戒告処分となったのは道警本部・警備部機動隊の20代の男性巡査長です。

 男性巡査長は3月25日午後0時30分ごろ、北海道泊村にある北電泊原発の敷地内で、原発の警備中に誤って自動式拳銃に入っていた実弾1発を警察車両内で発砲しました。

 車内には他の隊員もいましたがこの発砲によるけが人はいませんでした。

 弾と薬きょうは車内の床で見つかっています。

 警察によりますと、男性巡査長は自動式の拳銃1丁を引き継いで交代して警備に着いた後、車内でホルスターから拳銃を抜き出して手に取り安全確認をしていた時に誤発射したということです。

拳銃誤射で男性巡査長を処分した北海道警

拳銃誤射で男性巡査長を処分した北海道警

 直後に男性巡査長は指揮官を通じて道警本部に報告していて「銃器の状況を確認中に謝って発射した」と話していました。

 警察官等拳銃使用及び取扱い規範の第14条では拳銃の安全規則として「自動式拳銃にあつては弾倉を抜き出し遊底を引いて、たまの有無を確かめること」とありましたが、男性巡査長は拳銃を引き継いだ際に、弾倉を装填したまま安全確認作業を行っていました。

 処分を受け男性巡査長は「確認を怠ってしまいました。ご迷惑をかけて大変申し訳ありません」と話しています。

 警察は当初、発射罪を視野に男性巡査長を調べていましたが故意性が認められず立件はしない方針です。

 現職警察官の不祥事に対し北海道警察本部葛西浩司監察官室長は「職員の指導・監督を更に徹底し、再発防止に務めてまいります」とコメントしています。


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