急増!子育て世代が"スキマバイト"好きな時間に好きな場所で働く 今や500万人が利用 副業の新しいカタチ
ここからはみんテレ子育てウィーク「すくすく」です。
7月3日は子育て世代で利用者が急増している「スキマバイト」。その背景にあるものを探りました。
札幌市内の生活介護事業所でヴィオラを演奏する猿渡美穂子さん。
猿渡さんは、東京音大を卒業後にドイツに留学。
帰国後は、演奏家の夫と結婚し、札幌に移り住み、フリーの演奏家として活動しています。
猿渡 美穂子さん:「ありがとうございました」
猿渡さんは、札幌・南区で長男の周(あまね)くんと次男の希(まれ)くんと夫の4人で暮らしています。
猿渡 美穂子さん:「結構留守にしていることも多いのでお兄ちゃんが炊いてくれる。やっぱり美味しく感じるよね。周が炊いてくれると」
長男・周くん(12):「(Q:お母さんどんな人?)仕事熱心で努力家って感じです」
「いただきます!」
猿渡さんには別の姿もありました…ここは札幌・南区のノースサファリサッポロ。
ノースサファリサッポロは、動物の自然な姿を触れ合いながら楽しむことができる人気の動物園です。
猿渡 美穂子さん:「寝ている横だからちょっと失礼します」
その中で猿渡さんがスタッフとして働いていました。
こうした仕事をするきっかけはなんだったのでしょうか?
猿渡 美穂子さん:「コロナで演奏関係の仕事がまったくなくなったときに(友達に)タイミーで働くのがいいんじゃないかと勧められた」
猿渡さんが使っているのは「タイミー」。
タイミーとは、働きたい人が自分の好きな時間に好きな場所で働けて、企業側は人手が欲しいときに欲しい時間だけ手軽に募集することができる、スキマバイトサービスです。
猿渡さんは、本業の演奏の仕事の傍らタイミーを利用してアルバイトをしていました。
猿渡 美穂子さん:「固定でアルバイトに入ると演奏会が入ったからとかで休むと迷惑がかかるので、その点タイミーならば最初から空いているところに入れられるので心強いと思う」
この日は、初めてのノースサファリサッポロでのアルバイト。動物のフンの掃除やエサの補充などの仕事を付きっ切りで教えてもらいます。
ノースサファリサッポロでは2023年5月からタイミーを利用し始めて、1日平均3人ほどを雇っています。
ノースサファリサッポロ 小林 邦啓さん:「大量に辞めて新しい人ばかりになったので、誰でもできる仕事をカバーしてもらえればと思い始めました。必要な時間に必要な人数だけという風に、こちらが欲しい時間帯だけ働いてくれるのも大きなメリット」
タイミーの利用者数は5年間で6.8倍の500万人まで伸びています。