海岸に「イルカ」打ち上げられる 住民や警察が懸命の救助…北海道では年間“約100頭”が 見つけたらどうする?
打ち上げられたのはイルカでした。5月27日、北海道函館市の海岸にイルカが漂着しているのが見つかり、住民などが救出しました。一体なぜ、打ち上げられたのでしょうか?
海岸に打ち上げられた体長2メートルほどのイルカ。波打ち際で苦しそうに動いています。2人でイルカを海に戻そうとしますが、なかなかうまくいきません。
救出にあたった人:「うわー、やっとだ。つらかったな、イルカさんも」
その後、通報を受けて現場に駆け付けた警察官や大勢の住民らが協力し、イルカを担架に乗せて救出しました。
イルカを見つけた高校生:「海岸の波打ち際に瀕死の状態で打ち上がっていた。尾びれの2か所にケガをしていて、早く助けたいなと。正直ちょっと驚いた」
イルカが見つかったのは、函館市湯川地区の海岸です。
動画を撮影した人によりますと、5月27日昼ごろ、ケガをしたイルカを見つけ警察などに救助を依頼。救出されたイルカは、北海道大学函館キャンパスに運ばれました。
ストランディングネットワーク北海道 黒田 実加さん:「カマイルカという種類のイルカ。この時期になると数百頭の群れで津軽海峡を移動するのが目撃される。溺れているように見えた」