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『デザインで言葉の壁 超越』"札幌発" ウェブ制作で世界へ…「Gear8」水野晶仁さん #BOSSTALK

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"デザイン"で言葉の壁超越…伝えたいことが伝わる日本とのギャップ

"海外展開"成功の秘訣を語る水野さん

――海外で吸収したものは?
 できない・わからない・難しいを学びましたね。海外は言語や文化、習慣がまるで違う。こうだろうなと思ってやったら全然違う。何度も繰り返され、トラブル続きでした。

 伝えたいことが伝わる日本とのギャップ。どれほど楽な環境で仕事ができていたかと改めて振り返るきっかけに。

――過去経験はどう生きていますか?
 ウェブディレクションは、お客さんのところに出向き要望や課題、今後やりたいことを直接確認しながら、プロジェクトを進行管理する役割です。

 コミュニケーションを取るときに、ホームセンター時代の社会人経験や、小売りのノウハウが生きています。ディレクターになってから、「新卒で入った3年間を無駄と思っていたけど、こういうところで生きているんだな」と感じました。

――今後の事業展開は?
 現在は企業のブランディングからWEBサイト制作までがメイン。この仕組みを拡大するためにエリア展開を考えています。2~3年後に10拠点ぐらいまでに規模を拡大していきたい。

 直近の目標ではありますね。日本で起業したけど、東アジア、東南アジアあたりまで見据えています。多国籍なメンバーで仕事をしていくのがビジョンです。

――将来のビジョンは?
 海外で勉強会に参加し、海外でマーケティングを行っている人からお話を聞き、参考にした話があります。その人曰く「日本で会議をした時に、メンバーが全員、日本人だったことに驚いた。日本人がつくるものを日本だけで消費しているのは、閉そく感があった」と。

 海外では多国籍なメンバーが当たり前。様々な国のクリエイティビティーや思考、文化、歴史を持人々のアイデアが交わったときに面白いものができます。

 上海での仕事では、中国語を話せないし、相手も日本語を話せませんでした。画面越しでお仕事をするんですよ。言語の壁がありながらも、アイコンタクトや指差しだけでもクリアに伝わった。デザイン自体も、言語のひとつだと実感しました。海外でもやっていけると確信したタイミングでしたね。

スローガンは「知らないは楽しい」…いろんな人の意見聞き挑戦

――BOSSとして大切にしていることは?
 海外で難しいことに直面した経験から、難しいことに挑戦する姿勢は大切にしていますし、社員にも伝えています。

 「知らないは楽しい」というスローガンを掲げています。失敗してもOKだし、知らないことを知る楽しみを知る。難易度の高いものをクリアしたときの喜びを感じてもらいたいと思っています。

 デザインに対して、自分たちの目を肥やしていく必要があるし、最適解を求めるというよりは、いろんな人の意見をきいて挑戦をする姿勢が大事なんでしょうね。


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