【クマ出没…”前例のない状況”での共生】臨時休校にイベント中止…市民生活が振り回される中_昔からクマ出没が多い地域の住民はどう共生の在り方を模索しているのか〈北海道〉
クマが戻って来ないようにと街路樹は伐採されました。
クマの出没で札幌市では11月14日も小学校2校が休校するなど、これまでに延べ21の小中学校が臨時休校の措置を取っています。
「子供の安全を第一に対応していかなくてはと、1か月以上放課後活動を制限して、日の入りまでに(生徒が)帰れるよう対応してきました」(宮の丘中学校 細川直久校長)
札幌市西区の宮の丘中学校では10月3日から放課後の部活動を大会が近いものだけに限定し、保護者には子供を迎えに来るようお願いしました。
現在は通常の生活に戻しましたが、構えを解くことはできません。
「教育活動の充実も考えていかなければいけない。ただ絶対に安全という状況ではないので、引き続き安全確保を最優先に対応していきたい」(細川校長)
市街地が山のふもとに広がってできた札幌市。
住民にとってクマ対策は身近なものなのでしょうか。
「(気を付けていることは)ない。山に行くとしたら(クマ)スプレー持っていく」
「キャンプ行かないようにしている。住宅街にも出てるから」
「笛持ってます、クマよけの。大きい音鳴る。何もしてなくても襲われてる人もいるから(クマに)会ったら終わり」(いずれも道民)
「クマの出没が相次ぐ中、北海道・石狩市では住民たちによる新たな取り組みが始まりました」(蒲生美緒記者)
石狩市では2025年、クマの出没が69件ありました。
過去最多だった2023年の72件に迫る勢いです。






















