【再開発の現場に潜入】地下鉄さっぽろ駅のホーム増設工事が難航 想定より厚い壁に阻まれ…半世紀以上前の図面で手探り状態…民間の再開発への補助金で市の財政圧迫も〈北海道札幌市〉
工事は札幌西武の前身、五番館時代の半世紀以上前の図面をもとに進められています。
設計図より2倍以上厚いコンクリートの壁。図面にはない配管。そして、多くの地下水。
想定外の出来事が重なり、数か月単位の工事の遅れが出ています。
資材や人件費の高騰もあり、事業費も見込んでいた110億円から膨らむ見通しです。
再開発の行方について市民の反応は。
「いろいろなものが高騰して、遅れが出るのは仕方がない」(札幌市民・70代)
「みんなで平和に集まれる場所、ベンチや集まれる広場などがあればいい」(札幌市民・10代)
「昔、若者が集まっていたビルがなくなった。アパレルショップなどが減ったと思うので、新しいビルが楽しみ」(札幌市民・20代)
再開発への期待が膨らむ一方で、事業費の増大は札幌市の財政を圧迫する恐れもあります。
「再開発事業の補助額は過去の実績では、総事業費の1~2割程度となっている」(札幌市 笹森 長武 再開発支援担当課長)
民間の再開発事業にも、街づくりに寄与すると判断された場合は補助金が支出されます。
3年前に開業した商業施設「モユク サッポロ」の場合、総事業費の約4分の1にあたる約62億円の再開発補助金が交付されました。
その半分の31億円ほどが市の負担です。
「2024年度は約50億円、2025年度は約70億円の補助金を執行している」(笹森課長)
札幌エスタの跡地で進められる再開発事業。
当初の総事業費は2500億円でしたが、物価高騰の影響で4000億円を超える見通しです。
それに伴い、市の補助金も400億~500億円に膨らむ見込みです。
秋元克広札幌市長は。
「市としては固定資産税を含めた税収増という効果に繋がる。補助金という形で支出するが、税収増によって回収される効果を見込んでいる」(札幌市 秋元 克広 市長)
190万都市札幌の玄関口、JR札幌駅周辺の再開発の行方はどうなるのでしょうか。



















