【カメラが捉えた】サケ養殖場にヒグマ出没、付近には住宅も…小学校や動物園では電気柵を設置…遠隔で常時監視し電気柵の故障個所を即座に感知する実験も〈北海道〉
その一つが札幌市円山動物園です。
円山動物園では2025年11月に園内へのクマの侵入が相次いだことから、9月28日に設置しました。
全長約800メートルで、木に登って侵入する可能性もあるため、木の周辺にも設置しました。
そして、電気柵を巡っては、今までの弱点を克服する新たな動きも出ています。
北海道南部の上ノ国町では2025年、クマの出没が相次ぎ家庭菜園が荒らされるなどの被害が出ました。
駆除されたクマは106頭に上ります。
ここで今、電気柵に関する新たなシステムの実証実験が行われています。
「電圧が低下したら『電圧低下』というメッセージが表示され、どの場所で電圧が低下したかわかる。電気柵は広い範囲に設置されているので、問題が起きている場所を探すのがとても大変。維持管理に時間がかかる」(NTTドコモ 横野脩也さん)
クマ対策に有効な電気柵ですが、実は弱点がありました。
伸びた草木が触れたり、野生動物が何度も触れたりすると、切断したり故障したりすることがあるのです。
新たなシステムでは電気柵の状態を常時、遠隔でモニタリングします。
故障した場所などを即座に特定して、修理することが可能になります。
さらに。
「クマがどこで触れたか、わかるようになると考えている。それにより侵入経路の特定や、応用的な獣害対策ができると考えている」(NTTドコモ 横野さん)
実証実験は住宅地に隣接する約300メートルの電気柵を対象に、11月30日まで行われます。
10月から11月のヒグマは、冬眠に向けて食べる量が増える時期です。
2025年に比べ、2026年は札幌市でのクマの目撃・出没件数ともに格段に減っていますが、油断は禁物です。




















