【山の達人に学ぶ”生き残り術”】標高1900メートル“黒岳の山小屋”で小屋番を経験した吉井気象予報士に”登山のプロ”がサバイバル技術を伝授〈北海道〉
災害時には疲労回復や精神的なストレスを減らすためにも温かい食べ物が必要です。
カセットコンロと大量のカセットボンベを用意しています。
「なるべく体温が冷えないような温かいものを取るようにしている。(Q:食事に気を遣っている?)人間は、体は食べ物でできているので」(橋野亮平さん)
調理するときには、節約を心がけます。
「家庭用のカセットボンベは寒い所に置かないで暖かい所に置く。効率良く使うように。(カセットボンベは寒いと)圧が弱くなるので、時間が無駄になってしまう」
「火の節約で弱火で蒸します」」(いずれも橋野さん)
節水のため、水洗いをなくす工夫も。
「このままですね。お皿に移すとエコじゃないので。もしコッヘル(小型調理器具)を使うなら食品用ラップを使って、これだけ捨てます。洗剤は山に負荷がかかるので、ここでは使っていません。ウェットシートで拭くか、(ナイフなどは)あとは焼いて拭くか」(橋野さん)
山小屋で電気を使うのは、無線と最低限の明かりのみ。
ここにはポータブル電源が3台あり、日中はソーラーパネルを広げて充電しています。
「生物としてのサバイバル力を上げておく必要があると思う。それを困った時にやるとつらいので、楽しい所で経験を積んで、体に覚えさせておく」(登山者)
時に自然は人間にはどうすることもできない災害をもたらします。
災害を生き抜く術は、普段から意識することで身に付けることができると感じました。


















