『まさか廃棄しているとは』ハンター池上治男氏が"形見の猟銃"を勝手に廃棄されたとして国と北海道を相手取り提訴「猟銃所持許可取り消し訴訟」最高裁で逆転勝訴した後に判明した「まさかの証拠品廃棄」に怒り
猟銃の所持許可を取り消され、最高裁で逆転無罪判決を勝ち取った砂川市のハンター、池上治男さん(77)
池上さんが8月17日、道と国を提訴しました。
「考えられないことが起きたなと思いました。まさか廃棄しているとは誰も思わなかったし、私も全く頭になかった」(道と国を提訴した池上治男さん)
不法に猟銃の所持許可を取り消され、押収した猟銃を勝手に処分されたとして、損害賠償を求めています。
池上さんは2018年8月、砂川市の依頼でクマ1頭を駆除しました。
この際、銃弾が建物に到達する恐れがあったとして、所持許可を取り消され、猟銃4丁を押収されました。
池上さんは道の処分は違法だとして、撤回を求めて提訴。
2026年3月、最高裁が違法だと判断し、池上さんが勝訴しました。
「安心してハンターを頼れるような結論を出していただいた。非常にいい判決をもらったなと思っています」(池上さん)
さらなる問題が発覚したのは、約2週間後でした。
「これは当該の銃じゃない。早くその銃を返してほしい」(池上さん)
押収された4丁の銃のうち、駆除した際に使用した銃が返却されませんでした。
札幌地検は2019年7月、池上さんが処分取り消しを求めた裁判が始まる前に、押収した銃を廃棄していました。
「検察庁の回答によると池上さんが所有権放棄書を提出した。捜査が終わったので銃を廃棄した。非常に憤りを覚えています」(池上さんの代理人 中村憲昭弁護士)
札幌地検によりますと、池上さんは捜査段階で猟銃の所有権を放棄する書類に署名していて、正式な手続きとして適正に廃棄したといいます。
8月17日の会見で、池上さんは検察の処分に怒りをあらわにしました。
「財産放棄で猟銃がなくなるんだとわかっていたら(署名を)しませんよ」(池上さん)
廃棄された銃は、池上さんが仲間から譲り受けた形見の品だったといいます。
池上さんは道と国に対し、合わせて約43万円の損害賠償を求め、提訴しました。
「許可を受けた池上さんから銃を取り上げるのであれば、きちんとした行政手続きにのっとって取り上げるべきではないでしょうか」(中村弁護士)
札幌地検は「訴状が届いておらずコメントを差し控える」としています。





















