最高裁で勝訴したにもかかわらず返ってこない猟銃…ハンターは怒り「とんでもない暴挙」 仲間の形見の銃なのに…“所有権放棄”に基づき“適切に処分”検察は取材に「お答えできない」〈北海道〉
「池上様にご不便、ご負担をおかけしたことに対しおわび申し上げます」(北海道警察の担当者)
判決から約2週間後、北海道警察の担当者が池上さんの自宅を訪ね猟銃1丁を返却しました。
しかし、その表情はさえません。
「これは当該の銃じゃない。早くその銃を返してほしい」(池上さん)
駆除したクマの前で銃を抱える写真。
かつての池上さんの姿です。
裁判のきっかけとなったクマを駆除したのもこの猟銃でした。
そして何より、この銃は狩猟仲間から譲り受けた形見の品だったのです。
「『支部長、何とか使ってほしい』と託された銃を持って『私はあなたの代わりにこの銃を人のために使う』と別れた。その後、すぐ亡くなった」(池上さん)
その思い出の銃が返ってこないのです。
池上さんの弁護士によると。
「検察庁の回答によると、池上さんが所有権放棄書というものを提出したという。捜査が終わったので、銃を廃棄したと。非常に憤りを覚えている」(池上さんの代理人 中村 憲昭 弁護士)
警察は池上さんの猟銃を証拠品として押収しました。
その後、池上さんからその所有権を放棄するという書類を得たというのです。
それに基づいて適切に廃棄したといいます。
「とんでもない暴挙だ。(所有権を)放棄したと書いた覚えもないし、すぐに返してと表明している。適正に廃棄したというが、何が適正なのか意味がわからない。誰が理解できるというのか」(池上さん)
池上さんの怒りは収まりません。
今後、弁護士を通じて猟銃が廃棄に至った詳しい経緯の開示請求などをする方針です。
札幌地検はUHBの取材に対し「今回の件にお答えすることはできません」と回答しています。























