【VRで実家を残す】見慣れた家の風景を“丸ごと記録”「家じまい」の新サービス〈北海道〉
このサービスが生まれたきっかけは、畠山さんの祖母が、ある頃から「おばあちゃん死んだらね…」と口にするようになったことでした。
祖母の言葉を聞き「この家がなくなってしまう」と感じた畠山さんは、自社のVRサービスを活用すれば家を記録として残せるのではと考え、祖母の家を撮影。
その後、畠山さんの父親が「家を壊す前に一度泊まりたい」と実家に泊まった際、「僕の帰る場所がなくなっちゃった」と胸の内を明かしたそうです。
そこで畠山さんが、家を記録したVRを父親に見せたところ、感動したという内容のメールが届きました。
祖母の一周忌にはVRを閲覧できるQRコード付きのカードを作成して親族に配り、大変喜ばれたといいます。
こうした経験から畠山さんは「同じような思いの方々が他にもいるのでは」と考えるようになり、サービスの開発へとつながりました。
サービスの利用を検討している西東さんは、伊達藩にルーツを持つ先祖の本家が北海道苫小牧市にあり、約140年の歴史があるといいます。
「記憶があるうちに、伝えるべきものを未来の子孫たちに伝えていくことが大切。記憶と記録という部分ですごくいいサービスだと思いました」(サービス利用を検討している西東俊さん)
家とともに残していく、家族の記憶と歩んできた時間。
サービスを通して未来へつなぎたい、畠山さんが込めた思いとは…。
「普段会えない人、たとえば遠く離れた親戚や祖父母のことを、少し思ってほしい。毎日ではなくても、思い出すきっかけになれば」(畠山さん)



















