「被害者の口からバキッと音がした」主犯格・川口侑斗被告が裁判で語ったこと「楽しい雰囲気を残すため身の毛燃やし動画撮影」「一番頑張ったから9万円」「殺していない。誰かがとどめを刺したと」【江別強盗致死】
■「被害者は死なないと思っていた」
川口被告は法廷で、「被害者さんが亡くなるとは全く思っていませんでした」とも証言した。
その理由として、自身が過去に9人から暴行を受けても死ななかった経験を挙げ、「だから被害者さんも亡くならないと思った」と説明した。
さらに、被害者が死亡したことを知った当時については、「俺は被害者さんを殺していない。誰かがとどめを刺したんだろうと思った」と述べ、「誰かとは」と問われると、「通行人とか」と答える場面もあった。
川村被告は「当時良かれと思ってゆがんだ正義感で暴行した」などと謝罪したが、検察官から「ゆがんだ正義感とは何か」と問われた際には、何度も言葉に詰まり、明確な説明ができない場面も見られた。
■法廷で再生された映像と音声
公判では、被告らが撮影した暴行の映像や音声も証拠として法廷で再生された。
その内容は裁判員が目をそらすほど凄惨だったとされ、被害者が震える声で謝罪を繰り返す音声が流れると、傍聴席では涙を流し、肩を震わせる人の姿も見られた。
検察側は、「被害者に落ち度はなく、精神的・肉体的苦痛を与える暴行が繰り返された。酌量の余地はない」と厳しい姿勢を示している。
■判決は8月7日へ
これまでの裁判では、川村葉音被告に懲役30年(双方控訴)、滝沢海裕受刑者に懲役20年、当時16歳だった少年には懲役9年以上13年以下の不定期刑が言い渡されている。
川村被告は控訴し、検察側も控訴している。
暴行の主犯格とされる川口被告の裁判では起訴内容そのものに争いはなく、量刑が最大の争点となる見通しだ。
初公判では謝罪し、「正直に話す責任がある」と語った川口被告。しかし一方で、共犯者と食い違う証言や、自身の責任を他者へ向けるようにも受け取れる発言も相次いだ。
一連の裁判を通じて、事件当日に何が起き、誰がどのような役割を果たしていたのか、その全容解明が続いている。川口被告への判決は8月7日に言い渡される予定だ。













