「どうかどうか私の娘が望む判決を」遺族の叫びに廷内ではすすり泣く声も…検察は懲役27年を求刑_内田被告は終始表情を変えず「今後も反省、謝罪、償いの日々を送ります」【内田梨瑚被告裁判詳報8】
■無期懲役を求刑しなかった検察の理由
殺人罪と不同意わいせつ致死、今回争われている2つの罪。
2つの罪は行為としては同じなのでこの場合は1つとして捉え、より重い方を基準として量刑が検討される。
検察は、殺人罪は成立するとしており、殺人罪の有期刑は最長20年。
そこに監禁罪の上限である7年を合わせて懲役27年の求刑となる。
無期懲役を求刑しなかった理由の一つとして、検察はこれまでの裁判例を見て総合考慮して判断したとしている。
■「すべて被告人の責任とは言えない」弁護側はあくまでも殺意を否定
午後には弁論が行われ、弁護側は改めて殺意や殺害の実行行為を否定し、共犯の女の食い違う証言についても「信用できない」と主張した。
「神居古潭の橋の上でテレビ電話をしていた少年は「キャー」「ダン」という音を聞いていない。共犯の女が欄干の外にいる女子高校生の背中を内田被告が押したと言っているが、その場にいれば少年がその音を聞いているはずです」
「共犯の女は内田被告の調書について『最初から最後まで全部ウソ』などと極端な表現をしていて、反発やよからぬ感情を持っていることがあらわになっています」
「共犯の女は検察の質問には明瞭に答えるのに、弁護人の質問には『覚えていない』と答える。検察に教育された証人です」
弁護側は最後に「適切な時期に社会復帰できる場を見つけてあげたい」と話した。
■内田被告「今後も反省、謝罪、償いの日々を送ります」
最終陳述のため証言台に立った内田被告。
遺族と正面に向けて深く頭を下げると、3秒ほどの沈黙の後…
「今日まで8回の裁判を通して改めて結果の重大さをみに沁みて感じました。今後も反省、謝罪、償いの日々を送ります。以上です。」
最後まで表情を変えることなく退廷した内田被告。
注目の判決は6月22日に言い渡される。

















