【巨大ヒグマ連続出没】「春にここまで大きいのは見たことない」冬眠明けなのになぜ?"畑の農作物"で昨秋に栄養蓄えた可能性も…苫前町で330キロ級を捕獲_島牧村でも280キロのクマがハンター襲撃
山がエサ不足の中で冬眠に入ったとされるクマが、冬眠から明けた春になぜ体重300キロを超える状態で現れるのか。
「恐らく山の実りにかかわらず、例えば畑に出てデントコーンのような農作物を食べることで栄養不足にならず、十分に太って冬眠できた個体の可能性が高い」(酪農学園大学 佐藤喜和教授)
佐藤教授によりますと、一般的にクマは冬眠で2~3割体重が減るといいます。
苫前町のクマは400キロを超える状態だった可能性があるのです。
腹をすかせた冬眠明けのクマが動くこの時期、十分注意が必要です。
冬眠明けにも関わらず、巨大クマの目撃が相次いでいる北海道。
通常、市街地に出没するヒグマは子連れのメスや若いオスが多いとされています。しかし今回、苫前町で捕獲されたのは330キロもあるオスの成獣でした。
一般的にヒグマは、冬眠中に体重が2~3割減るとされており、冬眠前は400キロ級の「超巨大グマ」だった計算になります。
2025年は山のドングリなど木の実が極めて不作で、市街地へのクマ出没が相次ぎました。
では、不作でエサが乏しかったはずなのに、なぜこれほど大きな個体がいるのか。
佐藤教授はその理由について「畑の農作物を食べて冬眠に入った可能性がある」と分析しています。
捕獲現場の周辺には麦やデントコーンの畑が多く、山の実りの豊凶に関わらず、農作物で栄養を蓄えていた可能性が高いといいます。
今シーズンのヒグマ出没について、佐藤教授は「木の実の豊凶は1年ごとに繰り返す傾向があり、今年は去年より実りがよくなる見込み。山にエサが豊富にあるため、人間にとっては比較的静かな1年になるのではないか」と予想しています。
ただし、出没が減ったとしても安心はできません。
佐藤教授は「今年は事前の対策を進める1年にすべきだ」と訴えます。
苫前町のヒグマのように、山の実りに関係なく畑の作物で巨大化し、繁殖するクマが増えている可能性があるためです。
畑や果樹園への侵入対策の強化、その費用負担や持続可能な仕組みづくりなど、具体的な取り組みを2026年のうちに進めるべきだと強調しました。
山菜採りなどで山に入る機会が増えるこの時期、十分なクマ対策が必要です。



















