【なぜ?幻の魚が復活】かつて北海道の経済を支えたニシン…道南で水揚げ続々「年々安定して取れている」一時は乱獲などで大幅減少…近畿大学教授に聞いた“漁獲量回復のワケ”<北海道>
一番人気の刺身には、切り方に工夫がありました。
「骨が入っているところをV字にするように切る。あとは、骨を切るように薄く切る」(いか清 室田秀文さん)
実際に食べてみると、歯ごたえがありさっぱりとした味わいで、骨もほとんど気になりません。
1匹丸ごと焼いた塩焼きの場合は、中骨が入っている部分を開き、身をめくるように広げることで、厄介な中骨をきれいに取ることができます。
中骨を取れば、残りの骨は引っかかるほどのものではなく、そのまま食べる人も多いそうです。
では、なぜニシンの漁獲量が回復してきたのか。近畿大学の有路教授に話を聞きました。
まず一つは、網目のサイズを大きくして小型の魚を取らないようにしたことです。
大きい魚は捕れますが、まだ育ちきっていない魚は逃がせるようにする漁師の工夫が実りつつあるということです。
資源保護をしながら、漁をしていくというスタイルが広がっているのでは、とみています。
もう一つが、海水温の上昇に対応できるニシンが増えてきているのではないか、ということです。
近年、北海道周辺の海水温が上昇していますが、もともとニシンは高い水温を苦手としています。そのため冷たい海を求めて北上してしまい、急に取れなくなったことが原因の一つとされています。
ただ、この水温に順応してきているニシンが増えてきているのではないか、ということです。
復活してきた「春を告げる魚」ニシン。漁業関係者の資源保護に向けた努力が実を結び、今が旬の味をお得に味わえるようになってきています。



















