【名乗り出た投資会社の真意は】“ノースサファリ”を引き継ぐ意向の会社社長が語った「何も知らない動物たちが苦境に…何とかしたい」経営陣の『愛情』が根底に―反対住民の理解得て進められるか〈北海道札幌市〉

ノースサファリの動物

　「何が何でもやり遂げるぞというのは、事業をやり遂げるのではなくて、動物をきちんといい環境に置くということ。そうすると事業にもなる。妥協できるところを妥協して、動物がいい方向に。とりあえずはそこで何とかなってそこから考えようということでもいい。何とかならないのか」（赤沢社長）

　建物の撤去勧告の期限が迫る中、住民の理解を得たうえで動物園を立て直すことはできるのでしょうか。

新施設の予定地には住宅街が隣接する

　投資会社は、いまの動物を移動させるため、土地の契約に向け準備しています。

　その場所は、ノースサファリサッポロの東側にあり、すぐ北側に住宅街が広がっています。

住民説明会での不安の声

　12月5日の住民説明会では、不安の声があがりました。

・住宅街近くで動物の鳴き声や臭いが不安
・道路が1本しかなく、渋滞や事故への懸念
・投資会社の動物への対応がよくわからない

　現時点で次の住民説明会の予定はありませんが、住民が納得する形で進められるのか注目です。