【名乗り出た投資会社の真意は】“ノースサファリ”を引き継ぐ意向の会社社長が語った「何も知らない動物たちが苦境に…何とかしたい」経営陣の『愛情』が根底に―反対住民の理解得て進められるか〈北海道札幌市〉
2025年9月に閉園した札幌の動物園、ノースサファリサッポロを引き継ごうと名乗り出た東京の投資会社が、先日住民説明会を開きました。
反対の声があがるなか真意はどこにあるのか、社長がカメラの前で語りました。
東京の投資会社の赤沢芳樹社長です。
12月16日午前、UHBの単独取材に応じました。
「東京から出てきてね、資金を出すからと、そういう上目目線で見られても仕方ないが、(人間のルールで)何の罪もない、何も知らない動物たちが苦境に追い込まれつつある。それを何とかしようと」(投資会社ビーチキャピタル 赤沢芳樹社長)
そんな中、支援を申し出たのが東京の投資会社です。
ノースサファリの近くの別の土地での運営を視野に、準備を進めています。
しかし12月5日、新たな運営予定地で開いた住民説明会は大荒れに。
「何割の人が反対すればやりませんと明言して」(住民)
大きな反対の声をどう受け止めたのでしょうか。
「交渉というよりも、そこで無理やりということではありません。いろんな問題あると思うんです。話し合いのスペースがあるのなら、オープンに話し合いをさせていただきたい」(赤沢社長)
名乗り出た背景には経営陣の動物への深い愛情があります。
「酒井さんは小さい動物とふれあいカフェをやっていた。動物好きなんで。動物を管理することの大変さ、スタッフを管理する基本的な認識を彼女は持っている」(赤沢社長)
支援を発案したのは取締役の酒井さん。
度々、園を訪れるなか、「動物の環境を改善したい」との思いを抱いたといいます。
赤沢さんも約20年前に、有名な競走馬を多数輩出した十勝の大樹町の牧場「大樹ファーム」の元経営者です。
「競走馬も非常にデリケートな生き物でして、ちょっとのことで体調を崩したり、管理する厩務員、調教師など大変な努力がある。私は10年以上、真横で見てますから。動物をいい状態で飼育するのは非常に難しい。動物は移動する距離も少なければ少ないほうがいい。スタッフもできれば同じスタッフが居残るのがいい」(赤沢社長)
ビーチキャピタルは、現存のノースサファリでの場所での開発許可も含めて札幌市に相談を続け、早めに事業を引き継ぎたい意向です。






















