【渋滞する交差点】“右折専用レーン”設置の動きが解決策に?…車線変更で「危ないと思う時ある」ドライバー実感_予算&時間に限界あるも専門家『信号機の工夫も選択肢』と指摘〈北海道札幌市〉
「札幌市東区北8条東8丁目の交差点」は日常的に混雑
「今、右折しようとしている車の後ろから直進しようとしている車がきていますね」(川瀬雄也記者)
片側2車線の道路を埋め尽くす車。
ここは札幌市東区北8条東8丁目の交差点です。
札幌中心部に近く、すぐそばには大型商業施設もあります。ドライバーも日常的に混雑すると感じているようです。
「かなり混雑していますね。危ないと思う時もあります」(近くの会社の人)
「帰宅時間と朝の通勤時間はかなり混みます。札幌駅に行く方向とバスセンターに行く方向は特に混みます」(近くの整骨院の従業員)
東西に走る通称「北8条通」の車の流れを見てみると、左車線は直進、右車線は右折車がほとんど。
ただ、右車線には直進してきた車もいて、交差点直前で車線変更を試みることで渋滞に発展するようです。
右折車の後ろにいた白い車も、車線変更することに…。
週末に商業施設でイベントなどがあると、渋滞の列が280メートルに及ぶこともあるほどです。
札幌市「直進車用を2車線確保&右折専用レーン設置」へ
札幌市は、どう考えているのか聞いてみると。
「すでに支障のある電柱や機器類の移設を進めている」(札幌市土木部道路課 小仲秀知計画担当課長)
札幌市の計画は、現場の両側の歩道を削り、直進車用を2車線確保した上で、右折専用レーンを作ろうというものです。
「2027年度に工事を行って、予定通り行けば完成する」(小仲秀知計画担当課長)
このような改修が必要な交差点。
札幌市は以前調査した約1000か所のうち、走行データなどから200か所程度あると考えていて、順次着手しています。
札幌市内で最も新しい交差点では―
11月、新たに右折専用レーンが設置された市内で最も新しい交差点に行ってみました。
「右折専用レーンができてスムーズに流れています」(川瀬雄也記者)
札幌市東区北34条東27丁目にあるこちらの交差点。札幌新道と南北に交わる通称「苗穂丘珠通」の交差点です。
2023年秋に撮影された写真を見ると、左折専用の左車線はガラガラ。直進できる中央と右側の車線に車が集中しています。
直進と右折ができる右車線で渋滞が発生していたと言います。
この交差点で札幌市は車線の運用を変更しました。





















