【記録的大雪】オホーツクドーム陥没、電柱倒壊、電線切断…異例の猛吹雪と湿雪が北海道を直撃 大規模停電&交通網もマヒし市民生活に深刻な影響
さらに釧路市では、雪の重みで小学校のフェンスがなぎ倒されています。
12月14日から北海道を襲った今シーズン初めての猛吹雪。
オホーツク海側や北海道東部を中心に、12月としては記録的な大雪となりました。
紋別市では最大瞬間風速が23.4メートルと2025年一番の暴風を観測し、市内は、猛吹雪に。
「もうすごいですほんとに。もう、もう雪だらけ」（紋別市民）
北海道で観測された最大瞬間風速は、中標津町で40.5メートル、根室市や網走市、釧路市でも30メートルを超えています。
「帯広は一夜にして大雪となりました。除雪で道路脇に積みあがった雪は私の背丈以上あります」（沼田海征記者）
帯広市では51センチの大雪に。
雪でスタックした車が救助される様子も見られました。
24時間の降雪量は、遠軽町白滝で72センチなど北海道東部やオホーツク海側の広範囲で60センチを超え、9地点で12月としては記録的な大雪になりました。
「人一人が隠れるくらいの大きな雪山ができています。そして雪は水分を含んでいてとっても重いです」（熊坂友紀子記者）
こちらは、JR根室線の写真です。
線路わきの土台が高波の影響か、大きく削られています。
この影響で、札幌と釧路を結ぶ特急は、12月16日も全列車が運休です。
そして、今回、被害が大きくなった原因のひとつが、湿った雪による着雪です。
別海町では電柱が根元から倒れる被害が…。
電線に雪がつき、猛吹雪で電線の重みが増し、電柱が倒れたとみられます。
さらに北海道東部を中心に多くみられたのが、電線への被害です。
「水分の多い雪がこうした電線に着雪していまして人の手が届きそうな所まで電線が垂れ下がっています」（八木フィールドキャスター）
各地で雪の重みで電線が切れる被害が相次ぎ、停電が発生。
一時最大で36000戸が停電し、市民生活に影響が出ています。
