高さ5.7mから落下…フォークリフトに積まれたパレット上で屋根の修繕作業中―「リフト下ろして」を「動かして」と運転手が聞き違い→78歳男性が転落し”重傷”『業務上過失致傷』容疑で捜査〈北海道苫小牧市〉
12月6日午後、北海道苫小牧市の運送会社の敷地内で、フォークリフトに積まれたパレットに乗って屋根の修繕作業をしていた、苫小牧市に住む無職の男性(78)が転落しました。
事故があったのは苫小牧市新明町1丁目の運送会社の敷地内です。
6日午後0時15分ごろ、運送会社から「男性が洗車場の上から落下したようだ」と消防に通報がありました。
男性は病院に運ばれましたが、頭や胸の骨を折るなどの重傷です。
男性は搬送時、意識がありませんでしたが、病院で一時的に会話ができるまで意識が戻ったということです。
警察によりますと、事故当時、男性は別の男性が運転するフォークリフトに差し込まれた木製パレット9枚の一番上に乗り、屋根の修繕作業をしていました。
男性が「リフトを下ろしてほしい」などと男性運転手に依頼したところ、運転手はフォークリフトを動かしました。
その弾みで男性は高さ約5.7メートル下に転落しました。運転手は「動かしてほしい」と聞き間違えたということです。
当時、男性がヘルメットや安全帯を付けていたかは、まだ分かっていません。
また、現場にはもう1人、男性がいましたが、役割は分かっていません。
警察は男性が作業に関わった経緯を調べていて、作業の関係者に業務上過失致傷の疑いもあるとみて捜査しています。
















