【スポーツのチカラ】スキージャンプ・カーリングなど数々の選手を支える札幌市―しかし子どもの体力テストは全国平均に及ばず…20種類以上の運動を用いるスポーツスクールに注目集まる
充実した環境の整備が進む一方、実は子どもたちにはこんな課題も。
「平成25(2013)年度の統計開始から全国平均には届いていないというのが現状」(道教育庁学校教育局 瀬越義範さん)
全国の小中学生を対象にした体力テスト。
8種目の合計点で北海道内の小中学生は全国平均を下回っています。
種目別では体格の良い子が多いこともあり、握力やボール投げなど瞬間的に大きな力を必要とする種目で平均を上回る種目がある一方、50メートル走や持久走などは下回る状態が続いています。
みんなスポーツ好きですか?
「まあまあ好き。サッカー好き」(小学1年生)
「ちょっと苦手。難しかったりするから。跳び箱とか縄跳びができない」(小学4年生)
「YouTubeに走ってしまう時はあるが、遊べる時は親子で目一杯遊んでサッカーやったり鬼ごっこしたりという感じ」(保護者)
中学生になると全国平均からさらに差が広がり、北海道もこの傾向を大きな課題として捉えています。
「運動する子としない子など運動能力の面も含めてだが、運動習慣や運動の意識も大きく二極化しているのが要因としてあるのか」
「パソコンなど画面を見ている時間、いわゆる"スクリーンタイム"が少ない子どもが全国よりも少ない」(ともに瀬越さん)
早いうちにスポーツと触れあって欲しい。
札幌市中央区の12歳以下向けのスポーツスクールでは、子どもたちがユニークな運動に取り組んでいます。
「水筒持って移動します」
サッカーやバスケットをした子どもたちは20分ごとに次の部屋へ移動。
今度は陸上など別の運動をしています。
「スポーツを通した体づくりというのがテーマになっていて、試合やシュート練習を行うのではなくて、例えばサッカーだったらサッカーを通した体づくりというのをテーマにしている」(ULUCUS PARK 赤坂慧さん)





















