【釧路メガソーラー問題】鈴木知事「許されないことで容認できるものではない」建設事業者「日本エコロジー」北海道の『文書による行政指導』前に”25回も口頭指導”再三の指導に従わず〈北海道釧路市〉
釧路湿原周辺でのメガソーラー(大規模太陽光発電所)の建設を巡り、大阪市の事業者が北海道から文書で行政指導を受ける前に25回、口頭やメールで指導を受けていたことが分かりました。
北海道は11月13日、北海道東部の釧路市北斗でメガソーラーの建設工事を進めていた「日本エコロジー」(大阪市)に速やかに土壌を調査するよう文書で行政指導しました。
「日本エコロジー」は2025年9月5日、土壌汚染対策法に基づく届け出を提出。ただ、届け出は着工日(3月21日)から約6カ月遅れのものでした。
届け出の受理後、北海道は土壌汚染対策法などに基づく土壌の汚染調査を口頭やメールで求めましたが「日本エコロジー」は応じませんでした。
北海道によりますと、口頭やメールでの指導の数は25回に渡っていました。
北海道は11月13日、「日本エコロジー」に対し、11月20日までに調査の実施計画を提出するよう求め、文書で行政指導を行いました。
文書を手渡した加納孝之副知事は、「日本エコロジー」の松井政憲社長に対し「再三の指導にもかかわらず従わないというのは、これまで例がなく、極めて遺憾と言わざるを得ない」と伝えていました。
鈴木直道知事は14日の記者会見で「25、26回と、指導を繰り返しても対応がない状況。法令順守をしないことは許されず、容認できるものではない」と厳しく指摘。
その上で「(問題発覚後に対応すれば良いという)悪しき前例になりなねないという心配の声もある。そうならないように毅然として対応したい」と述べました。
松井社長は13日、行政指導の文書を受け取った際、「速やかに対応したい」と話しています。

















