【イカの町に活気戻るか】3週間ぶりスルメイカ漁再開!観光地も賑わう一方で強風・シケで出漁は限定的…特例の「資源調査」と定置網漁のジレンマで今後の価格に不安の声〈函館〉
“漁獲可能量”で懸念の声も― 「対処しようがない」
一方で、イカ釣り漁再開により新たに懸念の声もあがっています。
これは定置網漁の模様です。
多くの魚が取れますが、北海道は、スルメイカは漁獲可能量を超える恐れがあるとして、渡島地方の14の漁協に取らないよう要請しました。
「何十年ぶりにせっかく(イカが)来て、従業員もみんな笑顔で。みんな一生懸命頑張ろうぜって言ってやってる中で取るなって。もう怒りを通り越してあきれる」(ツガイナカ中村漁場 中村忠相社長)
魚を待って取る漁法の定置網漁では、イカだけを避けて取るのは難しいといいます。
「正直今イカを出してくれっていったらブリも全部出てくる。せっかく来たものを取れないっていうのはただただ残念にしか思えないですね」(中村社長)
今後の価格への影響も心配されます。
「多分値段大変なことになると思うよ。“網イカ”があったので、釣り船のいけすイカも1キロ3000円以内ぐらいで収まっているが、簡単に倍はいくと思う。(Q.このような状況は?)はじめて、はじめて。対処しようがない」(紺地鮮魚 紺地慶一さん)
明るい兆しが見えてきたイカの街ですが、多くの人が満足する結果になるのか、不透明です。


















