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札幌よしもと・岡本雄矢、初の小説『僕の悲しみで君は跳んでくれ』出版記念パーティー開催!お笑い、短歌、小説の「三刀流」才能が結実

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岡本雄矢さん(右)と編集者の袖山満一子さん(左)

岡本雄矢さん(右)と編集者の袖山満一子さん(左)

 札幌よしもとのお笑いコンビ「スキンヘッドカメラ」として活動しながら、短歌でも注目を集める岡本雄矢さん。その初の青春小説『僕の悲しみで君は跳んでくれ』の出版を記念したパーティーが10月24日、札幌市内で開催されました。所属する札幌よしもとのモリマン、ゴールデンルールズらが進行を務め、会場は大いに盛り上がりを見せました。


 短歌の"下の句"から生まれたというこの作品は、31文字で人の心を打つ短歌と、人を笑わせるお笑いという二つの表現を追求してきた岡本さんならではの感性が詰まった一冊です。北海道を舞台に高校時代の仲間たちが25歳ぐらいになるまでを描き、「不器用な青春を送り、不器用な大人になったすべての人の心を揺さぶる青春小説」として注目を集めています。
 
 この小説を手掛けた幻冬舎編集本部第一編集局局長の袖山満一子さんは、作品への強い感銘を語りました。「原稿をいただいたとき、31文字の制限の中で、『その瞬間』を『短歌』というドラマにしてきた岡本さんの才能が、長編小説の形になって、さらに爆発したと感じました。登場人物のすべてが、優しく、深く描かれていて、心を奪われます。胸キュンあり、ほろりあり、伏線の回収ありと、小説の醍醐味を存分に盛り込んだ作品で、すごいぞ!」と絶賛しました。

「僕の悲しみで君は跳んでくれ」(幻冬舎)

「僕の悲しみで君は跳んでくれ」(幻冬舎)

 そこから2年の歳月をかけて2025年に出版されたこの作品について、袖山さんは改稿時のエピソードを振り返ります。「改稿の途中で、実は一度、キスシーンを入れたんです。しかし、次の改稿のときにはそのシーンは無くなっていました。そして、砂浜の二人が手を重ねるシーンがあるんです。岡本さんは、この小説にキスシーンを入れないという判断をして、このエモさを生んだ。本当に素晴らしいです」と、岡本さんの繊細な表現力を称えました。


 さらに仕事柄、多くの小説を読み、忌憚のない感想を伝える最も信頼する校正者も、この作品を高く評価したことを明かしました。「若者の群像劇的な小説は、マス受けを狙って、どこかで見たような野暮な展開にいくらでもできますし、実際そういう小説は多いと思います。しかし、この作品は、25歳くらいの普通の人たちの現実にきちんと即しつつ、明日への希望や期待を控えめに、等身大に描くことによって、野暮ったさと無縁の洗練された小説に仕上がっているのだと思います」と称賛の言葉を寄せました。



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