【菅井さんの天気予報 14日(火)】10年に1度レベルの低温のおそれ…北海道地方は20日から強い寒気が流入!札幌市内でも雪か
(菅井貴子気象予報士が解説 午後5時40分現在)
◆きょう14日(火)の気温
けさは広範囲で今シーズン一番の冷え込みとなりました。
稚内市沼川でー5.2℃、枝幸町歌登でー5.0℃まで下がりました。
主要都市の最低気温は、札幌5.4℃、旭川‐0.1℃でした。
日中は、日差しが出て、最高気温は15℃以上の所が多く、寒さが緩みました。
◆早期天候情報
先ほど気象庁から「早期天候情報」が出されました。
この時期として10年に1度レベルの著しい現象が予想された時に発表される情報です。
北海道から東北地方にかけて、20日~28日にかけて、かなりの低温となりそうです。
平年だと、道内では初雪を迎えるころではありますが、
今年は、寒気の影響を強く受け、札幌市内でも雪が降ったり、
標高の高い所では積雪となるかもしれません。
◆あす15日(水)の天気
早朝は雨の所がありますが、日中は回復して青空が広がるでしょう。
ただ、全道的に、北西の風は強く吹きそうです。
◆あす15日(水)の気温
朝の冷えこみは緩み、最低気温は、札幌で9℃、旭川で7℃です。
日中は、太平洋側は、前日より3~5℃高く、
最高気温は、帯広は18℃、函館は20℃と、
風がさえぎられる日なたでは過ごしやすくなりそうです。
◆札幌の10日間予報 15日(水)~24日(金)
今週は17日(金)にかけて、天気の大きな崩れもなく、
晴れる日が多いでしょう。
穏やかな陽気は、雪虫がたくさん飛ぶかもしれません。
週末は、風が強まり、荒れるおそれがあります。
19日(日)から上空に強い寒気が流れ込み、
来週前半にかけて、市内で雪が降る可能性があります。
中山峠は、積雪や凍結のおそれもありますので、
道路情報にも気を付けて下さい。
◆全道の週間予報 15日(水)~21日(火)
16日(木)は、雲が多く、道南や太平洋側は雨が降りそうです。
17日(金)の午後は、晴れる所が多いでしょう。
週末は発達した低気圧が通過するため、18日(土)は、南西部で暴風のおそれがあり、
19日(日)は、全道で暴風に警戒レベルです。
上空には、今季一番の強い寒気で、来週前半にかけて平地でも雪が降りそうです。
山間部は積雪し、標高1000メートル級の峠は、除雪が必要になるかもしれません。