【台風並みの暴風と大雨】あす20日(土)夜から21日(日)にかけて大荒れ!夜の嵐は被害が甚大になりやすい…備えは早めに【北海道の天気 19日(金)】
(菅井貴子気象予報士が解説 午後6時40分現在)
◆4日間のポイント
・20日(土)
天気は下り坂で、午後は雲が低くなり、
道南は夕方から、その他も夜は雨が降りそうです。
次第に、雨風ともに強まり、大荒れとなるでしょう。
交通機関に影響が出るかもしれません。
外出を予定している方も、嵐に備えて、早めに帰宅をしましょう。
また、地域から大雨災害の危険性が高まった際に、
避難指示などが出ることもありますので、防災情報にも気を付けてお過ごしください。
・21日(日)
西部は午前中、東部は午後も大荒れです。
予想雨量は100ミリを超える所が多く、ひと月分の雨量に相当し、
地盤が緩み、川も増水するでしょう。
台風並みの暴風を伴いますので、不要不急の外出はお控え下さい。
・22日(月)
天気が回復しますが、上空には寒気が流れ込み、
大雪山系の山頂付近では、初雪となる可能性があります。
麓からもその姿が見えるかもしれません。
山では、一足早く、冬を先取りとなりそうです。
・23日(火・祝)
全道的に青空が広がり、さわやかな陽気です。
日中は、過ごしやすく、絶好の行楽日和となるでしょう。
◆大荒れ情報
低気圧が発達しながら通過するため、
あす20日(土)から全道的に天気が崩れそうです。
雨風ともに強まり大荒れとなでしょう。
嵐のピークは21日(日)午前中にかけてで、
雨量は太平洋側西部・十勝南部・積丹半島で120ミリ以上、
オロフレ峠から支笏湖周辺は150ミリに達するおそれがあります。
非常に激しく降り、土砂災害や川の氾濫の発生リスクも高まるほか、
排水が追い付かず、浸水や冠水の被害にも警戒してください。
また、最大瞬間風速が30~35メートルで、
台風並みの暴風が吹き荒れそうです。
嵐への備えは、あす日中までにお済ませ下さい。
◆全道の週間予報 20日(土)~26日(金)
来週前半は、全道的に晴れるでしょう。
朝晩は放射冷却で冷え込み、内陸部の最低気温は1桁です。
昼前後は、晴れ間が出ると汗ばむぐらいで、一日の気温差は大きくなるでしょう。
なお、日本の南に3つの台風が発生しています。
台風の進路次第では、北海道の週間予報が変わる可能性もありますので、
最新の情報に気を付けて下さい。